感受性の高い体を育む

整体で考える「健康な体」とは、病気にかからない体ではなく、たとえ病気にかかっても自然に治す力を持っている体のことです。そうなるためには、体の感受性を高くする必要があります。

「感受性を高くする」とは、自分の体の変化をすばやく感じとることです。小さな変化に気がつくことで治す力が働き、大きな病気にかかり難くなります。
感受性が高い体になるのために大切なことは、次の２つです。

・︎体の要求を考えること
・︎思い込みや、常識に縛られないこと

例えば時間だからと空腹でないのに、習慣で食事をしていませんか？空腹という体の要求がないのに食べるのは、消化器に負担がかかってしまいます。
また、咳、下痢、汗など、生理的なものを止めていませんか？これらを止める薬がよく宣伝されていますが、本当に必要でしょうか？基本的にこれらの症状は、体が捨てるものとして起こす現象です。咳は、肋骨を緩める、下痢は悪いものを体から出す、汗は体温調節を意味します。これらを体外に出さないと、体の中に毒として溜まり、病気の原因になるのです。

これまでの習慣や常識を変えることは大変だと思いますが、決して難しいことではありません。
整体を続けることで体が変化すると、日々の暮らしにとても役立つことが自分の体で理解できるようになっていきます。
是非、出来ることから、整体を生活の中に取り入れてみて下さい。 　

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